相性

セックスに相性はある？ない？

セックスするなら、もちろん気持ちいいほうがいい。 でも体の“相性”というのは存在するのだろうか？ 「基本的に、体や性器の形だけでは相性を決められません。 セックスの相性というものは、相手と性格が合うかどうか、愛情があるかないか、より工夫しようという気があるかどうか、で決まるもの。

今はみんな一回のセックスで相性を決めがちですが、相性は作っていくものなのです。 二人で合うセックスのかたちを探って、最高の相性へと“育てる”意識を持つことが重要です。 セックスも料理と同じくセンスが問われるものですが、回数を重ねるうちに相手に慣れ、相性が良くなっていったりもするもの。 ただ性器の形によっては合う体位がある場合も。 二人ともが気持ちよく感じる体位を、時間をかけて探ってみては。 だんだん良くなっていく、そのプロセスを楽しみたいですね。

男女の違いをおさえて、最大の快感へ。

男女の体や脳の違いを把握しておくと、より良いセックスにつながっていく。 男という生き物に共通している習性としては、セックスに際して“できることならすぐにでも挿れたい”という傾向。 一方、女性は、その状態になるまである程度気持ちを高めないと、体も反応しないものです。 男がそれを待たずに挿れようとするようなら、ただの動物。 相手への愛情があれば、挿入まで時間をとって、女性が受け入れられる状態を作るはずです。 じっくり時間をかけようとしないのは愛情がない証、と捉えてもいいでしょう。

もうひとつ、男に特教的な習性としては、体だけでなく、五感をバランスよく刺激されると、より深い快感が得られるという点。 見た目、声、触り心地、匂い…など、さまざまなアプローチがあると、テクニックの有無と関係なく“この子とのセックスは気持ちいい”という記憶が脳に刷り込まれるのです。

知れば知るほどかわいくなる！？

気持ちいいセックスのために欠かせないのは、男性器そのものについて理解を深めること。 汚いとか気持ち悪いとか思われがちですが、男性のアソコって知ると意外にかわいいんですよ。 興味を持って見ると、セックスがより楽しい行為になること間違いナシです。 例えば男性器は寒い時や水の中では小さく縮こまっちゃうし、逆にお風呂に入ったりするとのぴのぴする。 あと、何もしないで立っているだけでもタマの部分が上下にゆらゆら動くことも。 それを眺めるだけでもきっとかわいく思えるはず。

例えば性器をパンツに上向きで納めるか下向さに納めるかとか、下向きに納めてるのに勃ってさちゃった時のさりげない直しかたとか、男ならではの悩みはいろいろあるんです。セックスと直接関係ないことでも、素朴な疑問を彼氏にぶつけたりして、理解を深めてほしいですね

撫でる、かわいがる…。もはやペット？

男性器を観察し終わったところで、どう扱うのがベストなのだろう？ 「感覚としては、彼氏の性器を自分のペットとしてかわいがる、というのが近いですね。 所有は彼氏だけど飼い主は自分、みたいな。 とはいえ触ってほしい部分や強さは個人個人で異なるもの。

『痛い？』『くすぐったい？』など、その都度確認しながら好みを探るのがいちばんです。男なら誰でも、女の子に触ったり舐めたりしてもらったらうれしいもの。 ただ、“触ってくれてるけどなかなかイカないと疲れちゃうんじゃないかな？”と心配すると、かえって萎えてしまうのも事実。 だから“私が好きで触ってるの”というオーラを出してくれると、男としては心おきなく委ねられるものなのです。

知っていますか？自分自身の…。

女性が意外と知らないのが、自分の性器について。 「膣の特徴の一つとしては、イキやすい状態などに関して、前の男性のクセがつくということ。 例えば脚を開いた状態でイク人は、脚を閉じた体位でイキたいと思っても、なかなかイケなかったり。 従って、相手が替わってもスタイルは踏襲したほうが快感を得やすいといえます。

また膣は、出産直後やサイズの大さい男性とたくさんセックスをしたあとは、一時的に広がってしまいます。 ただ、使わないと縮まる部分でもあるから、広がってしまった場合はしばらくセックスしなければ元通りに戻ります。 でも、やはり膣が狭いほうが、男性は気持ちいい？ 俗にいう“シマりがいい”という状態ですね。 そのほうが、男性器をタイトに締め付けるので、快感度は増します。 シマりを良くしたければ、肛門括約筋という筋肉を鍛えて。 気付いた時にお尻をキュッと締めるだけで、十分効果があります。

セックス上手、とは言われたくないものの…。

そもそもセックス上手って、どんな人のこと？ まず男性の上手・下手を左右するのは、触りかたがうまいかどうか。 女性は経験を積まないとなかなか膣でイケるようにはならないもの。 経産婦のほうが膣が敏感になり、感じるようになるのです。 そのためクリトリスの触りかたが上手な男性＝セックス上手、と認識されるようです。 一方、女性は、腰が動くかどうかが主な判断材料。 これは女性上位になった時にすぐわかります。 ただ、女性が恥ずかしがる様子に男は燃えるので、上手すぎても喜ばれない可能性があります。 “掩が教えた”と思い込ませたほうが得策の場合もあります。

女の子が下手かも、と思われる裏には情報の勘違いが多いと思うんです。 友達に『亀頭を舐めると喜ぶよ』などと聞いて、その部分をあまり触られたくない男に対しても亀頭ばかり攻めたり。 情報を参考にするのはいいけど、個人差があることも忘れずに。

いつ訪れる？セックスのゴールライン。

ピークの迎えかたにも男女間には微妙な差が。 女性がオーガズムを迎えるには、タイミングや状況が非常に重要。 絶対的な法則はないのです。 他人の気配がない落ち着いた場所で、会話のあとに時間をかけて刺激し合い、十分盛り上がってこそ、訪れることが多いもの」（赤枝さん）「男は休ももちろんですが、脳でもイク生さ物なんです。 例えば、“普段はおとなしいあの子が俺の前で脚を開いていて、そこに俺は挿れてるんだ！”みたいなストーリーがあると、脳内ドーパミンが放出されるそう。 好きな相手で何らかのシチュエーションがあると、より大きな快感が…。

男女のオーガズム曲線の比較

セックスの快感の度合いを時間の移り変わりに沿って表したのがこのオーガズム曲線。 男性のオーガズムでいちばん高いのは射精の瞬間で、その後ガクンと快感度は下降。 女性のオーガズムは男性よりも快感度が高く、何回も訪れるのが特徴。 なおこのグラフは男性の射精時に女性も最大のオーガズムを迎えた理想的な状態。

結論。セックスで私の体はどう変わる？

セックスは体や心にどんな効果を残すのだろう？ 体にとっていいセックスは、涙を流すことや排泄とほぽ同じ。 分泌腺から液を出すことが体のストレス発散になり、アドレナリンもどんどん出ます。 すると血液の循環も良くなるから、肌もキレイになる。 また性的興奮がないと、シワや白髪が増えるという傾向があり、逆に愛のあるセックスをしていると、性格も柔和になる傾向があるようです。セックスしない日でも彼の性器にちょっとタッチするなど、ケアをしてみて。 触る・触られることに慣れたカップルは、より深い関係性を築いていけるはず。