大人のおもちゃ通販サイトの作り方 |
“アダルトサイトで稼ぐ”編 |
「インターネットの急速な普及はセックス産業のおかげ」とよく言われた。 新しいメディアが登場すると、男なら誰でもエロに結びつけて考えようとするものだ。 が、そんな時代も今は昔。 現在、ネットはアダルトサイトの乱立に次ぐ乱立で、少々食傷気味。 どこもドングリの背比べのような印象になってきた。 風俗店や大人のおもちゃ通販のホームページ、インターネットを使って画像や動画を売るバーチャルショップなどなど、アダルトホームページの数自体は多いものの、法的問題によりインターネットを急速に普及させたときほどのパワーがなくなってきているのが現状といえるだろう。 というか、捕まってしまうというプレッシャーから、誰もが過激なことをやれなくなっている。 いきおい、どこのホームページも同じようなコンテンツになってしまいがちだ。 昔、「インターネットは無法地帯だ」などと言われたものだが、そんな時代が懐かしく感じるほど、ネット関係の法整備は急激に進行している。 もちろん、個人情報の暴露や、誹謗中傷、クレーマーなどなど、法律を制定しなければ解決できないようなやっかいなトラブルが多いことも事実だが、やはりエロだけは「無法地帯」でいてほしいと願う男性も多かったのではないだろうか。 ま、かつては一般社会で普通に考えたらダメなことがインターネットでは特別にOKだったともいえる (丸見えとか)。 要するに今から見れば「無法地帯インターネット」ばかなり特殊な状況だったわけで、現在の状態が普通といえば普通。 インターネットが一般社会のレベルと同じになってきただけの話と言われれば、それで納得をせざるを得ない。 さて、話はそれたが、ここではそんな締め付けの厳しくなったインターネットで受験戦争のような厳しい競争を勝ち抜いているエロ商売系ホームページの現状を探ってみたい。 今、彼らはどのようにして勝ち馬に乗っているのだろうか? 何かテクニックや苦労話などがあれば、これからホームページで商売したい!といった方のお役に立てる可能性もあるだろう。 当然のことだが、ホームページで商売をするということは、まず最初にクリックしてもらうホームページを作る必要があるということ。 いくらHTMLを一生懸命勉強してホームページを作っても、誰も見てくれなければまったく意味がない。 そして、見てもらうだけではムダ骨だ。 やはり、商品を購入してもらわないと、実入りはナシ。 な〜んもいいことはない。 それなら、誰かが作ったエッチなホームページでも見てたほうがマシつてもんだ。 ここで、「第三者に見てもらう」ということと、「見てくれた人にお金を出して買ってもらう」という2つのキーワードを考えることになる。 2つとも重要なポイントなので、一獲千金を狙うなら、それぞれ一つずつ確実にクリアしていく必要があるだろう。 まずは、「第三者に見てもらう」ことから考えてみよう。 ホームページを見てもらうには、「ヤフー」などの登録型検索エンジンに申請して自分のホームページが表示されるようにお願いするとか、メールマガジン、メーリングリストといったインターネットの各メディアに露出するための広告活動が重要になってくる。 そのためにも、やはりホームページはしっかりと作っておきたい。 ましてやホームページで商売するなら、これは当然の話。 特にアダルト系に限った話ではない。 では、しっかりしたホームページとはいこういうものか? いろいろと細かいテクニックはあるが、基本的にりウェブ上のテクニックはウワベだけのことだと思っておいた方がいい。 何より重要なのは、大人のおもちゃ通販やアダルトビデオ販売なら、それらの品揃え。 女のコ斡旋といった風俗関連のホームページなら、女のコの質。 つまるところ、何を売るか、売りものの質自体が問題になってくる。 これは、その道に精通しているとか、コネがあるとか、ネットワークを持っているとか、すでにインターネット以外で商売をしているなどの経験がモノを言う。 一朝一夕ではなかなか難しいといえるだろう。 大人のおもちゃを販売する場合の品揃えも、一般の商店が問屋で買い物をする状況とは違う。 やり方としては、ホームページで購入の依頼があってから、はじめて品物を用意すればいいのである。 つまり在庫管理もいらず、不良在庫も発生しない。 これがホームページを使った物品商売における、最大のメリットだろう。 逆にデメリットとしては、お客さんに信用されにくいということ。 現物を見て購入するわけではないので、やはり躊躇してしまう人も多いようだ。 現在はオンラインショッピングが一般化しっつあるので、その傾向も薄れつつあるようだが、少しでも怪しい業者というイメージを与えると客の財布のヒモは途端にかたくなるもの。 そのためにも、お店(ホームページ)が信用される努力を惜しんではいけないだろう。 さて、最後に気になるのは法律がらみの問題。 よく聞く「風営法」の届け出を警察に提出することは、ホームページの開設に必要なのだろうか? 結論から言うと、大人のおもちゃの通販をネット上で行なうのであれば、最寄の警察署に届け出るべきだ。 強制というわけではないが、ほぽ義務に近いものがある。 ただし、個人でエッチホームページを立ち上げ、バナー広告をもらう場合はとくに必要はない。 また、使用済みの下着などは、判断が難しいが古物の扱いになる可能性のほうが高い。 どちらにせよ、販売をするのであれば警察署へ相談するほうが、後々のトラブルがあったときのためにも賢明といえる。 ちなみに、この風営法の正式名称は「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」だ。 等という文字がついている意味から考えても、お上に相談しておいて損はないだろう。 なお、届け出をしても違法性のあるものを扱えばお縄を頂戴することは言うまでもない。 当然、モロ見えの画像には注意が必要だ(というか絶対扱ってはいけない!)。 さらに、若いコ(小・中校生)の画像や盗撮なども、最近は相当厳しくなってきているので、商売にはすべきでない。 規制は厳しくなったものの、まったくアダルトサイト・大人のおもちゃ通販サイトは減る気配がない。 減るどころか実際には増え続けており、競争率がますます激しくなっているのが現状である。 そう、これからはアダルトサイトにとって知恵比べの時代になるかもしれない。 もしこれから始めるならば、人気のあるホームページの研究だけはしっかりしておこう。 それに加えて、オリジナルのアイデアがあればもう言うことなしだ! →大人のおもちゃコラムへ戻る |