ローション 使用マニュアル
ローションは豊かな性を実現!
 ローションの代表的なユーザーは、アソコが濡れにくい女性、および一日に何発もセックスせねばならないソープ嬢でしょう。ローションをアソコに塗れば、挿入やピストン運動のスベリが良くなるので、これらの女性でもスムーズにセックスできるのです。しかし、ローションの効用はそれだけではないのです。

 スベリが良くなれば、性行為の快感そのものも高まります。これは、ピストン運動での快感のみならず、愛撫の快感についてもです。特に女性の敏感な部分、オッパイやクリトリスなどに使えば効果大です。というのも、女性のこれらの部分は、気持ち良さだけでなく、痛みも感じやすいのです。揉んだり舐めたりする際に、男性が力加減を間違えれば、悲惨なことになりかねません。その点、あらかじめローションを塗ってから愛撫すれば、その刺激はいつもなめらかでイイ感じです。愛撫下手な男性でも、たちまちテクニシャンになれてしまうのです。ついでにことわっておきますと、ほとんどのローションの原料は海草なので、口にはいっても(つまり、舐めても吸っても)害はありません。

 また、これは意外に知られていませんが、インポ気味の男性にも、ローションは非常に有効です。たとえフニャチンでも、ローションを塗ることにより、ツルリとすべりこむように挿入できます。そうなればアソコの中で、フニャチンもあらためてムックリコ、なんてこともあるのです。

 まさに、いいことづくめのローション。その使い方ですが、基本的にお湯で薄めて、人肌くらいの温度にするのがいいとされています。水で薄めると冷たすぎて、体温を下げ、快感まで冷めてしまうことがあるからです。現にソープ嬢たちも、ローションを薄める際はお湯を使っています。ただ、ローションのひんやりした感触が気持ちイイ、という方は、無理にこれにこだわらず、水で薄めて使えばよいでしょう。極端な話、水で割ってもOKです。

 同じように薄め加減についても、個人の好みによればよいでしょう。原液を5〜6倍に薄めるのが基本的ですが、特にこれにこだわる必要はないでしょう。

 ただプレイの後、カラダについたローションはよく洗い流すことです。ローションは乾くと、パリパリに固まってしまいます。注意点はそれだけでしょう。
ノーマルセックス以外でも効果大
 ローションプレイの可能性は、ごくフツーの領域だけにとどまりません。

 バイブやローターなど、器具で女性を攻める際、ローションは必需品です。これらの器具の繊細な振動、疲れ知らずの持続力は、ある意味でペニス以上でしょう。ただ、その分、カウパーを滲ませたりしないし、亀頭のように粘膜質でもありません。でもローションで、ヌルヌル、グチャグチャとした生命力(粘膜)を与えれば、これらの器具は、もはやペニスの代用品にはとどまらないのです。

 ローションは、アナルファックにも欠かせません。いうまでもありませんが、アナルの入口は、アソコに比べて狭く、そして固い。無理に挿入しようとすると、切れて出血するなど、何かと惨事をまねきやすい場所です。入口を愛撫するなどして、括約筋をほぐすのはもちろんですが、それとあわせてローションを塗りこみ、挿入のスベリをよくするべきでしょう。これは男性のアナルに、アナルバイブやペニスバンドを挿入する、逆アナルプレイについても同様です。また、ゲイのセックスにも、やはりローションは欠かせません。アメリカがゲイの先進国であると同時に、600種類以上のローションが製造・販売されているローション先進国であるというのも、そのためです。

 ここまでは、カップル間での使用についてばかり触れてきましたが、ひとりでする場合も、もちろんローションの使用価値は大です。そう、オナニーです。オチンチンにローションを塗ってからしごけば、単にヌルヌルして気持ちイイ、というだけではありません。手についた雑菌が、亀頭口から浸入しょうとするのを、ローションがシャットアウトしてくれるのです。

 今後の展望としては、ローションは性行為のみならず、様々な分野で使用されるようになると思われます。たとえば、女性の出産の際に使うとか、ダイバーがウェットスーツを看る際に使うとか。あと、一説によれば、ローションは宝石を磨くのにもいいと言われています。単純なものだからこそ、ローションの用途は、それこそ無限大に広がっていく事でしょう。

無色透明、無味無臭だけじゃない!
 ローションといえば、その一般的なイメージは、無色透明、無味無臭。しかし、これにちょっとした遊び心を加えた特徴的なローションも、いろいろと販売されています。ここで紹介してみましょう。

色つきのローション
 ピンクをはじめとして、赤、緑などがあります。カラダに塗ってなじませれば、透明になりますが、いつもとちょっと違う雰囲気が味わえます。視覚的な効果で、カップルたちのエッチ気分を盛り上げるのです。ソープランドのなかでも、高級店では、よくピンク色のものを見かけます。

香りつきのローション
 ワキガのキツい男性や、アソコが臭う女性は、これを使うとよいでしょう。特に、イチゴやレモンといった、フルーツの香りがするものは女性に人気が高いようです。また、ハーブの香りがついたものは、その催淫効果で、女性を淫らにするのはもちろん、性欲減退気味の男性を元気づけてもくれます。

味つきのローション
 いうまでもないかもしれませんが、フェラチオやクンニといった、オーラルセックスに向いています。彼女や奥さんのアソコがしょっばいという男性、カウパーの味が苦手なのでフェラチオは嫌いという女性には、ぜひとも利用していただきたい。

温感ローション
 容器から手にとった瞬間、カーッと熱をおびてきます。これをカラダに塗れば、血液の循環がよくなり、それによって愛撫に対する感度が高まります。寒い季節の青カンに適しているのはもちろん、海面体に血が集まりにくい(つまりインポ気味の)男性もこれを使うとよいでしょう。

ペニスの持続力をアップするローション
 プレイ中の使用感は、オーソドックスなローションと変わりません。しかし、ペニスが突っ張るほどに強度が増し、持続力が大幅にアップします。射精時は、睾丸内の精液が、一滴も残らず絞り出されるような感覚です。

シリコン成分配合のローション
 ローションの唯一の弱点といえば、空気に触れると、乾いてパリパリになってしまうことです。それを解消したのが、このシリコン成分を配合したローションです。その化学的メカニズムについては、ここではあえて触れません。ともかくシリコンを配合することにより、ヌルヌルとした感触を持続し、いつまでも滑らかな肌触りを保つことに成功したローションです。

ジェルタイプのローション
 従来のサラット系のローションに比べれば、マッタリとした肌触りで、しかもこれが、長時間持続します。濃度が高い、つまりこれが肌の上につくる膜が厚いので、プレイ中に肌を傷つけにくいというメリットもあります。アナルファックや、仮性包茎の男性へのフェラチオ、あるいは包皮をかぶり気味のクリトリスをクンニする際には、このローションを使うとよいでしょう。

バブルタイプのローション
 ヘアムースやシェービングムースのような、微細な気泡からなるローション。きめの細かいしっとりクリーミーなバブルローションは、バスルームでのマッサージプレイにピッタリです。湯船でこれを使えば、西欧風の入浴気分が味わえるはずです。

 さて、ここまで特徴的なローションをアレコレと紹介してきました。しかし、実際に販売されているこれらのローションは、紹介した8つの特徴のうち、それぞれ2つ、3つの特徴を兼ね備えている場合があります。たとえば、温感タイプのローションは、同時にフルーツの味がついている、といった具合にです。

 また、これらの特徴的なローションは、どちらかといえば、オナニーより、カップルや夫婦間でのプレイのためのものが多いようです。それは、オーラルセックスに適した味つきのローションや、持続力をアップするローションについて考えてみれば明らかではないでしょうか。ひとりで使うのも悪くはないのですが、これらのローションは愛する女性と、愛を深めるために使ってこそ、真価を発揮するはずです。
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